2002年国連総会は2004年を奴隷制に対する闘いとその廃止を記念する国際年とすることを宣言しています。その年は、西半球で初めての黒人による国となるハイチ革命の200周年にあたり、奴隷とされた人たちの闘いと人の自由、平等、尊厳の勝利を表しています。
国連教育文化科学機関(ユネスコ)の松浦事務局長はこの奴隷廃止国際年に向けて、03年12月22日にメッセージを出し、そのなかで、この国際年の意図に は、過去を振り返ることだけではなく、今日の様々な形態の人種主義、差別や不寛容に警鐘を鳴らすことも含まれると述べています。
(2004年01月01日 掲載)