国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は2006年7月4日、2006年のナンセン難民賞を、日本人の検眼士で(株)富士メガネ会長の金井昭雄氏に授与することを発表しました。ナンセン難民賞は、難民に対して卓越した活動を行った個人または組織に対して贈られている賞で、過去にはオペラ歌手のルチアーノ・パヴァロッティ氏(2001年)、国境なき医師団(1993年)などが受賞しています。
UNHCRのナンセン難民賞委員会は金井氏の受賞の理由として、「20年間以上にわたり、世界で10万人以上の難民や避難民の視力検定を行い、眼鏡を提供 することで、これらの人々の生活の質の向上に貢献してきた」とし、「人道支援活動に対する実際の献身と、視力改善というかたちで難民の苦境の軽減に取り組 んできた功績」を評価するとしています。詳しくはUNHCR Japanのプレスリリース(日本語)を参照下さい。
出所:
・「2006年のナンセン難民賞 株式会社富士メガネの金井会長が受賞」 UNHCR ジュネーブ・東京 (2006年7月4日)
・UNHCR Japan, ナンセン難民賞
(2006年07月01日 掲載)