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国連の女性に関する4つの機関を統合

 7月2日、国連総会は女性に関連する4つの機関、国連女性基金(UNIFEM)、女性の地位向上部(DAW)、ジェンダー問題と女性の地位向上に関する事務総長特別顧問室(OSAGI)と国際女性調査訓練研修所(UN-INSTRAW)を統合して、新たな機関を11年1月から開始することを決める決議を採択しました。
05年の国連総会首脳会合の成果文書で、国連の強化の一貫として、「全組織の一貫性」を進めることがあげられ、その議論の中で、女性の平等やエンパワメントを支援する機関を統合し、強化することが09年の総会で決議されました。
 新しい機関、UN Womenの長には、国連事務総長が任命する事務次長がつき、11年1月1日から、北京行動綱領に基づき、政策や規範の形成、そのような政策や規範の実施の支援などの活動を開始しすることになります。
 新しい機関の年間予算は4つの機関の予算を合わせたよりも大きくなる予定で、統合により、より大きな資源を活動に充てるだけでなく、より大きなプレゼンスをもつことができると期待されています。(7月9日)

出所:
「General Assembly Adopts Consensus Text on System-Wide Coherence, Establishing Composite Entity — UN Women — to Accelerate Gender Equality, Empowerment」7月2日付国連プレスリリース GA/10959
http://www.un.org/News/Press/docs//2010/ga10959.doc.htm

In historic move, UN creates single entity to promote women’s empowerment 7月2日 UN News Centre
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=35224&Cr=gender&Cr1

参考:
「国連女性の地位委員会、北京会議から15年目の成果を振り返る」ヒューライツ大阪ニュースインブリーフ(2010年3月)
https://www.hurights.or.jp/archives/newsinbrief-ja/section1/2010/03/15.html

「国連総会首脳会合(2005年世界サミット)が成果文書を採択」ヒューライツ大阪ニュースインブリーフ(2005年9月)
https://www.hurights.or.jp/archives/newsinbrief-ja/section2/2005/09/2005-2.html

(2010年07月12日 掲載)