MENU

ヒューライツ大阪は
国際人権情報の
交流ハブをめざします

  1. TOP
  2. 資料館
  3. ニュース・イン・ブリーフ
  4. 貧困地域や遠隔地に支援を開始した日本のNGO-ネパール地震の救援活動

ニュース・イン・ブリーフ サイト内検索

 

Powered by Google


ニュース・イン・ブリーフ Archives


貧困地域や遠隔地に支援を開始した日本のNGO-ネパール地震の救援活動

 ネパールで4月25日に起きた地震による死者は、29日現在で5,000人を超えると発表されるなど甚大な被害状況が明らかになってきています。救難活動や緊急支援物資が外国の政府および民間団体からも提供されていますが、山間部など状況把握の困難な場所への支援が行き届きにくい事態が続いているといいます。
 日本でも支援キャンペーンを開始したNGO・NPOが数多くあるなか、被差別集団や貧困地域、遠隔地の人々に留意し、現地の市民団体と連携しながら日本での募金活動を行う団体のいくつかを紹介します。
 特定非営利活動法人アジア女性自立プロジェクト(AWEP)は、フェアトレードのカウンターパート団体である人身売買被害女性の支援団体「シャクティ・サムハ」および農村女性の仕事作りの支援を行う「KABW」など女性支援団体に募金を送る計画です。貧困のしわ寄せは立場の弱い女性たちに向けられがちで、災害はさらにその状況を悪化させます。貧困地域の女性たちを再び人身売買の被害者にするような状況を生み出さないため丁寧な支援が必要になるという観点からです。
 反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC、東京)は、カトマンドゥに本部を置く「フェミニスト・ダリット協会」(FEDO)と協力して、ダリット女性の複合差別の問題に取り組んでいますが、同団体を通して、被災者の食料や生活物資など救援物資の購入に使うために緊急募金を行っています。社会の底辺におかれ排除されてきたダリットの人びとが、今回の災害においてさらに非常に困難な状況に直面しているという理由からです。
 認定NPO法人ムラのミライ(本部:岐阜県高山市、関西事務所:西宮市)は、ソムニード・ネパールと連携して、救援物資がカトマンドゥ市内に集中し、地方に回っていない状況を踏まえ、最初の救援活動として、カトマンドゥ盆地から南東150kmほどにあるPalung村(マクワンプール郡)への救援物資送付を決めて活動に着手しています。
 活動の詳細は以下のサイトに掲載されています。

アジア女性自立プロジェクト(AWEP)ネパール地震女性支援募金
https://www.facebook.com/awepsharethehope?fref=nf

http://tcc117.jp/awep/

反差別国際運動日本委員会(IMADR-JC)ネパール地震緊急カンパのお願い
http://imadr.net/donation-for-nepal-earthquake/

https://ja-jp.facebook.com/imadrjc

ムラのミライ
https://www.facebook.com/MuranoMirai

http://muranomirai.org/

(2015年04月30日 掲載)