2003年8月19日、イラク問題担当のセルジオ・ビエイラ・デメロ国連事務総長特別代表がバクダッドで起きた爆弾テロによって殉職した。デメロ特別代 表は02年9月以来、4年の任期で国連人権高等弁務官の職務に就いていたが、イラク復興のために03年5月からイラク問題担当事務総長特別代表に就任し、 バクダッドに赴任していた。デメロさんは、48年リオ・デ・ジャネイロ生まれのブラジル人。国連コソボ暫定行政支援団(㎜)の臨時特別代表や国連東テイ モール暫定統治機構(UNTAET)の事務総長特別代表を歴任していた。
このテロによって、イラクで人道復興支援に尽力する国連職員など多数が死傷した。デメロさんのこれまでの活躍にあらためて敬意を表するとともに、亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
(2003年08月19日 掲載)