開催中の第32回ユネスコ総会において、16日、ヒトの遺伝子データに関する宣言が採択されました。この宣言は、急速な技術発展を遂げつつあり、その応用 分野が拡大している遺伝子データの収集、処理、保存・貯蔵および利用に関する倫理的な原則を打ち出し、各国の政策・立法の指針となるようつくられていま す。遺伝子などのデータが個人や集団の差別につながらないよう確保することや、情報の秘密保持、目的に限定された利用などが規定にふくまれています。