エクアドルで石油大手シェブロン・テキサコを相手に約30,000人の住民が、2001年シェブロンと合併したテキサコの現地会社が熱帯雨林を破壊し、 住民の健康を阻害したとして訴訟を起こしています。住民たちは10年近く米国でこの訴訟を起こそうとしていましたが、米国の裁判所はエクアドルに管轄権が あると判断し、このたびエクアドルで裁判が開始することになりました。先住民族を含む住民の訴えによると、テキサコの現地会社は1972年から1992年 にかけて有毒な排水や原油を廃棄し続け、その結果熱帯雨林、農作物や家畜に被害が及び、住民の間のガンの発病が増加したといわれています。
出典:http://www.business-humanrights.org/Home
(2003年10月29日 掲載)