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プロジェクト融資銀行の社会・環境に関する基準

  世銀グループのIFC(国際金融公社)は国際協力プロジェクトの融資を行う主要銀行と、プロジェクトの社会および環境に及ぼす影響について一定の基準に合意していますが、11月、Woicke副総裁は、この基準に人権事項も含める考えがあると述べました。
  2003年6月に合意された、「エクエーター原則」には、シティグループをはじめ、ABNアムロ銀行やクレディ・リヨネなど世界の主要銀行17銀行を参加 しており、プロジェクトの環境、生態系や先住民族への影響の程度により、融資先企業および政府に配慮を要求し、満たされない場合は債務不履行とみなすこと などが規定されています。今度はその原則に、人権に関わる規程も含めることが検討されています。また、融資の合意がしばしば非公開であることから、同副総 裁はディスクロージャー(情報公開)についても検討を加えると述べています。
  なお、10月には初めて日本の銀行1行が同原則を採択することを決定しています。

出典:http://www.business-humanrights.org/Categories/Latestitems?date=2003/11/12 ほか。
「エクエーター原則」:http://www.equator-principles.com/principles.shtml

(2003年11月12日 掲載)