1月22日、カンボジアの自由労働者組合連合のチェア・ビチェア会長が、路上で何者かに射殺された。このことに関し、ILOは「カンボジアの男女にディー セント・ワークを推進するため、そして働く人々の基本的な権利に根ざした競争力のある経済基盤の構築に向け、国内政労使と共に」ILOと緊密に協力し合っ てきた同氏の死を悼む」書簡を組合宛に送付しました。
ILOは、1999年1月にカンボジア政府が米国政府と締結した協定(2001年12月31日に改正)に基づき、北米、欧州、その他先進国向けに出荷され る衣料品の生産に従事しているカンボジア国内の被服工場における労働条件を監視する技術協力事業を実施していますが、ビチェア会長は、この諮問委員とし て、政労使による社会対話において重要な役割を演じると共に、ILOの掲げる社会正義の価値を強く支持されていました。 (ILO 04/03)
(2004年01月22日 掲載)