1月5日から16日まで、国連障害者の権利条約の草案を作成するワーキング・グループが開催されました。昨年までに各地で開催された地域会合で作成された 案やその他の政府案、NGO案などをもとに政府やNGOなどの代表が議論し、最終日の16日にワーキング・グループの草案を採択しました。草案の一般的事 項の中では「国際協力」の位置づけや、「障害」などの定義が必要かどうか、あるいは必要ならばどのような定義か、直接差別と間接差別、「合理的配慮」の扱 いなどをめぐって意見が分かれ、また実体規定でも身体の自由などについて様々な意見が出ています。それらの意見は草案の脚注に記載されています。今後5月 24日から6月4日に草案を検討する国連特別委員会が予定されており、そこでこの草案を検討することになります。
http://www.un.org/esa/socdev/enable/rights/ahcwgreport.htm
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(2004年01月05日 掲載)