3月1日から5日、ジュネーブで移住労働者権利委員会の第1会期が開催されました。
「全ての移住労働者およびその家族の権利保護に関する条約」は2003年7月1日に発効し、12月の加盟国会議により10名の委員が選出されています。こ の第1会期で委員会は、スリランカのプラサド・カリヤワサムさんを委員長に選出し、その他の役職、委員会の手続などを決めるほか、国連人権高等弁務官事務 所をはじめ、他の関連国連機関やNGO、加盟国などと意見交換を行いました。委員長は閉会に当たり、この条約の批准を一層促進するよう国際社会に呼びかけ ました。
現在、条約の締約国は25カ国です。締約国はその国に対する条約の発効から1年内に条約の実施に関する報告を提出する義務を負います。第2会期は2005年7月の予定です。
(2004年03月05日 掲載)