ILOの第289回理事会が、3月11日から26日まで開催されましたが、ILOはミャンマー政府が、ILOと接触した3人の人を反逆罪で収容しているこ とについて、この人たちを釈放するよう政府に求めました。理事会は、このことが政府のILOとの協力の信用性に疑いをもたせるとし、ILOとの接触を根拠 に訴追されることがあってはならないとしています。
ILOはミャンマーの強制労働について、以前より取りあげていますが、今会期でアウンサン・スーチー国民民主連盟書記長の拘束以来停止されている、被害者の救済措置等に関する合同計画の実施可能性について検討しました。
また、この理事会では、ムカパ・タンザニア大統領とハロネン・フィンランド大統領が協同委員長を務めたグローバル化の社会的側面世界委員会による報告「公 正なグローバル化:全ての人への機会の創出」について議論が行われました。この報告は2月に公表されていましたが、グローバル化の社会的側面を検討し、グ ローバル化の成果や恩恵がより公平に配分されるよう現行の政策や制度を早急に再考することを勧告しています。
詳しくは以下参照。
[ILO Press Release(ILO/04/13)] ILO Governing Body concludes its 289th Session, ...
[UN News Service]UN labour agency discusses repression in Myanmar, China, Colombia, Venezuela
(2004年04月02日 掲載)