3月、ミャンマー政府が新しい憲法を起草するために国民会議を5月17日に開催すると決定したことを受け、アナン国連事務総長はアウン・サン・スー・チー さん、国民民主連盟(NLD)幹部の拘束を解き、他のすべての政党や民族集団などが会議に参加できるようにするよう求めました。日本政府もこれが民主化へ の重要な第一段階になり得ると注目している談話を発表しています。2003年にキン・ニュン首相は7段階の民主化への「ロードマップ」を公表しています が、タイ政府は国民会議召集を「ロードマップ」実施として歓迎しています。
新憲法制定のための国民会議は1993年から開催されていますが、1995年NLDは審議のプロセスなどをめぐり会議をボイコットし、SLORC(当時)に会議の代表資格を剥奪され、96年に会議は開催されていますが、動きは停滞しています。
[UN News] Annan urges Myanmar to allow broadest participation in constitutional convention
[nationmultimedia.com] Rangoon sets May 17 for constitution talks
[外務報道官談話] ミャンマー政府による国民会議の開催時期発表について
(2004年04月04日 掲載)