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UNHCRが先進国30カ国における庇護申請件数が2004年前半期に減少と報告

  UNHCRは 8月31日、先進国30カ国における2004年前半期(1月から6月)の庇護申請に関する報告を公表しました。それによると、04年前半期の30カ国にお ける申請件数の合計は180,710件で、03年の同時期に比べると22%の減少がみられ、1987年以来もっとも低い水準にあります。04年第2四半期 (4月から6月)をみると、EU諸国20カ国で全体の75%を占めています。その中でもフランスが全体の16%ともっとも多いですが、件数は第1四半期に 比べて11%減少しており、フランスの庇護申請が増加したというよりも、英国やドイツなどの減少が大きかったことが要因です。米国の庇護申請は大きく減少 せず、2番目に多い国でした。
  庇護申請者の出身国では、ロシアがもっとも多く、次いでセルビア・モンテネグロ、中国、インド、トルコでした。日本は04年第1四半期(112人)、第2四半期(155人)のいずれにも増加がみられた唯一の国でしたが、件数では、30カ国中28番目でした。

(2004年09月02日 掲載)