2004年10月21日、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は「人権教育世界プログラム」第1段階のための行動計画案を国連総会に提出しました(Advance Edited Version, A/59/)。
2004年3-4月に開催された第60回人権委員会は、2004年で終了する「人権教育のための国連10年」の次のステップとして、国連総会に対して、あ らゆる分野において人権教育の実施を維持し発展させるための「人権教育世界プログラム」の宣言を要請する決議を採択し、OHCHRとユネスコに最初の3年 (2005-2007)の第1段階のための行動計画案を提出するよう求めていました。第1段階は初等・中等教育に特定されています。OHCHRとユネスコ は9月にジュネーブで世界各国の専門家、教育行政担当者、国際機関、NGOを招いてこのための行動計画案を検討しました。
9月から開催されている今国連総会では12月10日に「人権教育のための国連10年」の評価と今後の活動について議論することを予定しています。
* 第60回国連人権委員会の決議に関して藤井一成「人権教育のための国連10年」から「人権教育世界プログラムへ」p.10-11、「国際人権ひろば」No.56(2004.7)参照。
(2004年10月06日 掲載)