11月16日、国連人権高等弁務官事務所とユネスコは、2004年の世界人権デー(12月10日)を人権教育者に敬意を表する日とすることを発表し ました。アルブール人権高等弁務官と松浦ユネスコ事務局長は、世界人権デーを困難や危険にもかかわらず、あらゆる分野や場面で普遍的な人権文化を創ること に貢献している人権教育者を讃える機会とすると述べ、国連機関、政府機関やNGOなどに対して、この日を機に人権教育活動や優れた事例の普及などの取組を 行うよう呼びかけました。
12月10日には開催中の国連総会で人権教育に関する特別会合が開催され、終結する「人権教育のための国連10年」(1995-2004)と、第60回人 権委員会が提案し人権高等弁務官事務所とユネスコが起案した「人権教育世界プログラム」案が議論されることになっています。
世界人権デーは、1948年12月10日の世界人権宣言採択を記念する日として1950年の国連総会決議の呼びかけで始まりました。
(2004年11月05日 掲載)