障害者の権利条約の草案を検討する第5回特別委員会が1月24日から2月4日、ニューヨークの国連本部で開催されました。02年に第1回委員会が開催さ れ、04年1月には条約草案を作成する作業部会が開催されましたが、今委員会では、その後開催された第3、第4委員会に続いて、作業部会草案を検討する作 業が続けられました。
この委員会では、平等・非差別規定の7条5から、8条(生命の権利)、9条(法の下の平等)、10条(身体の自由)、11条(拷問などからの自由)、12 条(暴力などからの自由)、13条(表現の自由、情報へのアクセス)、14条(プライバシー、住居・家族の尊重)、15条(自立した生活)の実体規定につ いて検討されました。
審議において、9条について、司法へのアクセスに関して別個に規定をおくこと、14条のプライバシーに関する規定と家族の尊重に関する規定を分けることについてなどが新たに提案されています。
第6回委員会は05年8月1日から12日、ニューヨークで開催されることになっており、15条以降の条項案などの検討が行われます。
＜参照＞
（2005年02月04日 掲載）