共同通信によると、 ラオスの首都ビエンチャンで開催されていた東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議が26日に閉幕し、05年12月にマレーシアのクアラルンプールで開 く東アジア首脳会議の参加国をASEAN10カ国と日中韓に加え、インドとニュージーランド、さらに条件付きでオーストラリアの16カ国でスタートするこ となどを合意、共同声明を採択し終了しました。
共同声明によると、 ASEAN外相会議は、安全保障、経済、社会文化の3つの共同体を柱にした「ASEAN共同体」創設に向け、年末のマレーシアでのASEAN首脳会議で 「ASEAN憲章」策定に踏み出す宣言を行うことでも合意しました。憲章起草のため首脳経験者らによるグループを設置する方針で、同グループは2006年 中に提言をまとめる予定としています。
なお、最終日の26日、来年夏からASEAN議長国に予定されているミャンマーの軍事政権は、議長国辞退を表明しました。ASEAN議長国は国名のアルファベット順による輪番制で、ミャンマーに代わる議長国は次のフィリピンが担当することになっています。
出所:共同通信(2005年7月26日) ミャンマーが議長国辞退 ASEAN外相会議
参考:共同通信(2005年7月27日) 共同声明要旨 ASEAN外相会議
ASEAN人権憲章関連:ヒューライツ大阪・ニュースインブリーフ(2004年3月)
「6月のASEAN外相会議で「人権憲章」づくりの協議開始」
(2005年07月05日 掲載)