2006年2月6日~7日、韓国ソウルの高麗大学にてアジアにおける児童労働と人身売買をテーマにしたフォーラムが開催され、このテーマに関わって国際的 な活動を展開している人権専門家をはじめ韓国内外のNGO関係者、ILO関係者、学生など約200人が参加しました。このフォーラムは、2006年1月に 発足した「アジア人権センター(Asia Center for Human Rights)」(事務局:ソウル)、「Anti-Slavery International(国際反奴隷協会)」(事務局:ロンドン)、高麗大学大学院国際学研究科などが主催して行なわれたもので、ヒューライツ大阪も参加しました。
子どもの人権の専門家であり北朝鮮の人権状況に関する国連特別報告者でもあるタイ・チュラロンコン大学のヴィティット・ムンタボーン教授が基調講演を行 い、グローバル化の流れの中で児童労働と人身売買などの人権侵害が国境をこえて拡大、深刻化している状況が指摘され、その後の3つのセッションで、ネパー ル、フィリピン、インド、メコン川流域そして北朝鮮などでの実態とそれぞれの取り組みについての報告が行われました。
また、7日午後から8日にかけて、韓国の青年層を対象にした「第2回青年人権活動家ワークショップ」が同会場で開催され、フォーラムに参加した人権専門家の講義や、グループ討議などのプログラムが行われました。
(詳細はヒューライツ大阪『国際人権ひろば』66号<06年3月発行>に報告予定)
参考:
アジア人権センター(Asia Center for Human Rights) (英・韓)
第1回アジア人権フォーラム 東亜日報(2006年2月8日)
(2006年02月07日 掲載)