マレーシアのサイドハミド外相は2006年3月23日、ビルマ(ミャンマー)の民主化状況を視察するための東南アジア諸国連合(ASEAN)の特使として 3日間の予定でビルマを訪問しましたが、予定を1日繰り上げて24日に急きょ帰国しました。自宅軟禁中の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんと の面会が認められなかったことなどが理由とみられます。
今回の訪問は、ASEANが2005年12月にマレーシアのクアラルンプールで開催した加盟10カ国の首脳会議において、軍事政権下のミャンマーの民主化状況の視察のため、ASEAN特使としてハミド外相の同国訪問を決定したことを受けたものでした。
参考:
・ミャンマー訪問のASEAN特使、予定切り上げ帰国 (読売新聞3月25日)
・ASEAN, "Visit of the Honourable Dato' Seri Syed Hamid Albar, Minister of Foreign Affairs, to Myanmar" (英語)
・ASEAN域内における地域的人権保障メカニズム設立へと一歩前進 ヒューライツ大阪NEWS in BRIEF(05年12月)
・ビルマの民主化視察-サイドハミドASEAN特使(マレーシア外相)がビルマ入り ヒューライツ大阪NEWS in BRIEF(06年3月)
(2006年03月15日 掲載)