07年3月30日、障害者権利条約の署名式典がニューヨークの国連本部で開催され、81カ国が署名しました。06年12月に国連総 会で採択されたこの条約は、障害のある人の人権の平等の享有と尊厳の尊重を目的とし、非差別、社会への実効的な参画などを原則に、締約国に障害に基づくあ らゆる差別を禁止し、平等確保のために障害のある人に対する合理的配慮が提供されるよう確保するあらゆる適切な措置をとることを義務づけています。
また、条約で定められた権利を侵害された個人が、条約に基づいて設置される委員会に申立てることができる制度を含む選択議定書にも44カ国が署名しまし た。
条約は20カ国の批准をもって発効します。この日、ジャマイカが条約の批准を行いました。
日本は条約、選択議定書のいずれもまだ署名していません。
参照:
・国連03月30日付プレスリリース "Record number of countries sign UN treaty on disabilities on opening day" (英語)
・障害のある人の権利に関する条約 仮訳 (日本障害フォーラム)
参考:
・国連総会が障害者権利条約を採択 ヒューライツ大阪ニュースインブリーフ (06年12月)
・「国連障害者権利条約に関する特別 委員会が条約案を採択 ヒューライツ大阪ニュースインブリーフ (06年12月)
(2007年04月07日 掲載)