拷問防止小委員会は2007年6月25-29日に第2会期を開催し、07-08年、締約国訪問の第1段とし て、モーリシャス、スウェーデン、モルディブ、パラグアイを公表しました。
小委員会は、06年6月に発効した拷問等禁止条約選択議定書の下で設立され、10人の専門家が委員に選出され、07年2月に第1会期を開催しています。
同選択議定書は、拷問、残虐、非人道的などの処遇を防止するために、小委員会を設置し、締約国の管轄・管理下にある拘禁施設・場所を訪問する小委員 会を設置することを規定しています。また13条は、小委員会が最初はくじで定期訪問先の計画を作成することとしています。訪問先の締約国は、小委員会の委 員に自国の管轄・管理下にある、公的、民間を問わず、司法、行政あるいはいかなる権限のもとであるにもかかわらず、人が拘束されている場所への立ち入りを 認め、情報を提供しなければなりません。
選択議定書はさらに、国内にも防止のためのメカニズムを設置することを求めています。
出所:
・国連人権高等弁務官事務所7月3日付プレスリリース "Sub-Committee on Prevention of Torture Concludes Second Session, Announces its Initial Visits"
・拷問等禁止条約選択議定書(英語)
・拷問防止小委員会 (英語)
参考:拷問等禁止条約選択議定書が6 月に発効 ヒューライツ大阪・ニュースインブリーフ(2006年5月) 5
(2007年07月03日 掲載)