ネパール国家人権委員会の委員長と委員のポストは、1年半にわたって空席でしたが、07年8月30日に憲法審議会が候補 者を推薦し、ネパール議会の聴聞特別委員会(The Parliamentary Hearing Special Committee)が9月13日、国家人権委員会の委員長及び委員の推薦を満場一致で認めました。新しい委員長には前の最高裁長官のKedar Nath Upadhayaya氏、委員には前最高裁判事のRam Nagina Singh氏のほか、Gauri Dhakal氏、 Dr Lila Pathak氏、そして Dr KB Rokayaの4名が正式に選出され、首相によって任命されることになります。
2006年4月の大規模な民主化運動を経て成立した暫定内閣は、国王が政治介入を強めた2002年10月以降の大使、政府高官などの人事の撤回を決定しま したが、ネパール国家人権委員会の委員もその影響で、人権NGOなどがらの辞任要求が相次いだため、委員長、委員が総辞職した後、空席になっていまし た。(2007年9月13日)
出所:"Parliamentary committee endorses NHRC nominations", nepalnews.com ia Sep 12 07
参照:ネパールで新政府が始動 ヒューライツ大阪・ニュースインブリーフ (2006年5月)
(2007年09月03日 掲載)