ネパールの主要7政党は15日、制憲議会選挙を来年4月半ばまでに実施することで合意しました。制憲議会選挙は当初、2007年11月中旬に予定されてい ましたが、マオイスト側の主張する選挙前の共和制への移行や、選挙制度の改変をめぐって主要政党間の意見が対立し延期されていました。
主要7政党が設置した作業部会は、共和制については、現在の暫定憲法に共和制を規定し、最初の制憲議会でこれを認めること、また選挙制度については議席を 601議席に増やし、比例代表335議席、小選挙区240議席、任命制26議席とすることなど20項目の合意案を策定しました。しかし完全比例代表制を要求するマオイスト側は、「ラウンド テーブルミーティング」の設置を求めるなど、制憲議会選挙の実施にむけて課題が多く残っています。(2007年12月20日)
出所："Parties differ over 'round table', steering committee", eKantipur.com(Dec 20, 2007) (英語)
（2007年12月09日 掲載）