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国連が「人身売買と闘う世界行動計画」をスタート(10年8月31日)
国連は10年8月31日、「人身売買と闘う世界行動計画」(UNGlobal Plan of Action to Combat Trafficking in Persons) を開始し、世界各国の政府に対して人身売買を撲滅するために協働で一貫した施策を実施するよう呼びかけました。
同行動計画は、国連総会が10年7月30日にコンセンサスで採択したもので、2000年に採択された「人身売買禁止議定書」をはじめとするこれまでの国連の取り組みの重要性を再確認したうえで、人身売買の予防、被害者の保護と支援、訴追、人身売買との闘いのためのパートナーシップの強化に関する行動を要請しています。
被害者の保護と支援に関して、被害者への人道的、法的、財政的な援助を提供するために、人身売買の被害者、とりわけ女性と子どものための国連自発的(ボランタリー)信託基金の創設を提唱しています。
2013年にその実施状況の評価が行われます。国連は、240万人以上が人身売買の被害者として、現時点で搾取されていると推計しています。
出所
国連プレスリリース
決議文と行動計画(United Nations Global Plan of Action to Combat Trafficking in Persons)