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人種差別撤廃条約採択50周年 国連ウェブサイトで日本のNGOの活動がサクセス・ストーリーとして紹介!

 人種差別撤廃条約採択50周年を記念して、人種差別撤廃委員会(CERD)はウェブサイト上で特集ページ “50 years of Fighting Racism”(人種主義との闘いの50年)を組んでいます。その一環として、日本のNGOによる条約やCERD審査を活用したとりくみが紹介されました。2014年8月ジュネーブにおけるCERD日本審査に人種差別撤廃NGOネットワーク(ERDネット)から20人以上の代表が参加し、審査場でさまざまな働きかけをしました。

 審査のあと、日本におけるヘイトスピーチに対して深刻な場合は厳しい刑事罰で臨むよう求めた勧告をはじめ、CERDが出した勧告はメディアで大きくとりあげられ、反レイシズムにとりくむNGOや法律家などに活用されてきました。さらには、人種差別撤廃基本法案の国会審議や、大阪市のヘイトスピーチに関する条例案提出など自治体レベルでのヘイトスピーチに対する動きの一助になりました。そして、こうした活動を通して、国連の人種差別撤廃条約やCERDの意義が日本社会で広く認知されました。
 

 ERDネットのコーディネーターとして審査に参加した小森恵(現在、ヒューライツ大阪研究員)が国連のインタビューに答える形で、上記の内容がサクセス・ストーリーとして紹介されています。

 国連ウェブサイトをみるにはこちらをクリックしてください:http://www.ohchr.org/EN/HRBodies/CERD/50/Pages/Japan.aspx

(2015年11月18日 掲載)