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神奈川県への家事労働者の募集、フィリピンで始まる(6月9日)
神奈川県は国家戦略特区で実施する事業として外国からの家事労働者(家事支援人材)の受け入れを決めており、いくつかの家事代行サービス会社が事業への参入を計画しています。家事代行サービス会社が、家事労働者をフルタイムで3年を限度に雇用し、一般の家庭に派遣しサービスを提供するという事業です。
そうしたなか、フィリピンからの海外就労を斡旋する会社HRD社(事務所:マニラ)が、6月9日からインターネットの求人サイトなどで家事労働者の募集を開始しました。
求人サイトによると、家事労働者の勤務地は「神奈川」と明記しており、募集人員は20人。応募者には、「日本語能力試験N4の合格者」(N4は、5段階中2番目にやさしいレベルで、基本的な日本語を理解できるレベル)であることをはじめ次のような要件を求めています。
性別:女性
年齢:23~45歳
学歴:高校卒業以上
経験:1年以上で、フィリピン技術教育・技能開発庁(TESDA)が認証する訓練センターから「ハウスキーピング・レベル2」の認証を得ていること。
これらの要件は、日本政府が示した条件を基に、フィリピン労働雇用省の海外雇用庁(POEA)が定めた指針に沿ったものです。神奈川では数社が受け入れを表明していることから、別の斡旋会社も募集を行うものとみられます。また、神奈川県と同様に、大阪特区においても受け入れの準備が進められています。
<参考>
POEA: Japan hiring foreign housekeepers