警察庁は2017年2月中旬、2016年の人身取引ケースの検挙および被害者の概要をまとめた「平成28年度における人身取引事犯の検挙状況等ついて」をウェブサイトに公表しました。
2016年の人身取引事犯の加害者の検挙件数44件・検挙人数46人、被害者は46人で、前年とほぼ同数でした。
被害者として保護された人の国籍は、日本25人、タイ8人、カンボジア7人、フィリピン5人、ベトナム1人で、日本人の被害者数としては過去最多となりました。
性別は、女性44人、男性2人でした。被害者として男性が認知されたのは2014年以来です。年齢層は、20歳未満が16人、20代が22人。被害の形態は、性的搾取が37人、ホステス6人、労務作業2人、建設作業1人でした。
日本人の被害は出会い系サイトを利用した強制売春のケースが多かったといいます。平成28年における人身取引事犯の検挙状況等(警察庁).pdf
(2017年02月28日 掲載)