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米誌タイム「世界で最も影響力ある100人」に、ミャンマー少数民族の民主活動家の女性2人(9/15)
アメリカの雑誌「タイム」は、9月15日、2021年の「世界で最も影響力のある100人」を発表しましたが、ミャンマーのカチン民族のエスター ゼ ナウ バンボ(Esther Ze Naw Bamvo)さんと、シャン民族のイ ティンザー マウン(Ei Thinzar Maung)さんの2人が選ばれました。
2月1日の軍事クーデターからわずか5日後にヤンゴンで行われた最初の反軍抗議デモで、2人の女性活動家は抵抗のサインとして3本の指を立て、顔を輝かせ、少数民族のカレン族にちなんだ真っ赤なシャツを身にまとい、力強さと誇りと正当な怒りをもって人々を先導しました。
2人は、それぞれの活動を通じて、新境地を切り開いてきました。エスターさんは「カチン平和ネットワーク」のリーダーであり、過去にロヒンギャのために勇気を持って発言した数少ない人物の一人です。同じく長年にわたり少数民族の権利を守る活動をしてきたイ ティンザーさんは、軍事クーデターで追われた国会議員など民主勢力によって結成された「国民統一政府」(NUG)において、最年少の副大臣に任命されています。
タイム誌は、彼女たちのおかげで、ようやくミャンマーの未来に希望を持てるようになった、としています。
<出典>
THE 100 MOST INFLUENTIAL PEOPLE OF 2021
Esther Ze Naw Bamvo and Ei Thinzar Maung
TIME 100THE 100 MOST INFLUENTIAL PEOPLE OF