ヒューライツ大阪は、ウェブサイトの「資料館」の「主要な人権条約」のページに、国連が採択した各人権条約の締約国数や日本の批准状況をまとめた「主要な国際人権条約と批准状況の一覧」を掲載しており、4月と10月の半年ごとに更新しています。このほど2024年4月1日現在の情報に更新しました。
前回更新の2023年10月1日以降、6つの条約および4つの選択議定書の締約国数が増えています。
「障害者権利条約」が、南スーダン、カメルーン、ブータン、リヒテンシュタインの締結により締約国数は合計191になりました。これまで、人権条約の締約国数の最も多かったのは「子どもの権利条約」（196）で、次に「女性差別撤廃条約」（189）でしたが、「障害者権利条約」が２番目となりました。また、個人通報制度を規定した同条約の選択議定書は、南スーダンの加入で106ヵ国になりました。
2024年2月に南スーダンが「社会権規約」、同選択議定書、そして「自由権規約」にも加入したしたことで、締約国数はそれぞれ172、29、174となりました。
その他の新規締結は以下のとおりです。
「拷問等禁止条約」：ツバルの締結で174
「子どもの権利条約」選択議定書（個人通報制度と調査制度）：カザフスタンの締結で52
「人身取引議定書」：ウガンダの締結で182
「無国籍者の地位に関する条約」：サントメ・プリンシペとコンゴの締結で98
「無国籍の削減に関する条約」：サントメ・プリンシペとコンゴの締結で80
資料として一覧表をご活用ください。ウェブサイトのトップページの左側のQuick Accessのセクションにある「人権関係諸条約一覧」をクリックすると開きます。
＜掲載サイト＞
https://www.hurights.or.jp/archives/treaty/un-treaty-list.html
主要な国際人権条約と批准状況の一覧（2024年4月1日現在）
（2024年04月05日 掲載）