ミャンマー中部で3月28日に起きた地震を受けて、国連人道問題調整事務所(OCHA)が2025年4月1日付で以下の声明を発表しました。
OCHAミャンマー担当のマルコルイジ・コルシ(Marcoluigi Corsi)暫定人道調整官は、4月1日、ミャンマーの人々へのさらなる支援を世界に呼びかけました。
彼はヤンゴンから国連ヨーロッパ本部のジャーナリストたちにオンラインでブリーフィングを行い、次のように強調しました。
「余震が続いており、震災被害の全容はいまだ明らかになっていないものの、数百万人が影響を受けています。現在直面する深刻な人道危機がさらに悪化していることは確かです」
2日間のネピドー地区への視察から3月31日に戻ったコルシ調整官は、建物、道路、橋を含むインフラが広範囲にわたり破壊されているのを目の当たりにした、と語りました。
人道支援要員や緊急対応要員を含む被災地域の人々の状況を、彼は次のように述べました。
「住民たちは電気も水も通っていない中、夏のすさまじい暑さに耐えながら野宿をしています。たくさんの人たちが住まいをなくしたり、家の倒壊を免れた人たちは今も続く余震のせいで家の中に入ることを恐れています」
飲料水、衛生的な環境、避難所、食料、そして医薬品がすぐに必要です。
ミャンマーに滞在している多くの国連関係者は、ニーズの全容を把握するための調査を行いつつ、食料、飲料水、避難所、医薬品などの供給を積極的に行っています。
また、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、ヤンゴンからマンダレー、ネピドー地区に住む2万5000人に対して緊急物資を急送したうえで、さらなる支援物資をミャンマーにある備蓄から集めようとしています。UNHCRは、これらのビニール・シート、マット、毛布、調理の設備や器具、蚊帳が、この混乱時にいくらかの救いとなることに期待を寄せています。
しかし、通信の途絶、損壊した道路とガレキが救助の妨げになっています。また、外傷用キット、輸血用血液バッグ、麻酔薬、補助器具、必須医薬品、医療従事者用テントなどの医療用品の深刻な不足が報告されています。
捜索救助活動は続いており、緊急対応要員は崩れた建物の下に閉じ込められた人たちを救助するため、休みなく働いています。現在、13か国から25の都市捜索救助チームがミャンマーで活動しています。
国連は、援助を必要としているミャンマーの人々に支援の手を差し伸べることに引き続き深くコミットしており、危機の悪化をもたらすモンスーンの季節が来る前に、救援のための迅速な行動の必要性を強調しています。
今回の震災以前から、ミャンマーは圧倒的な人道危機に直面しており、紛争や最近の大洪水を含む気候変動による災害により、2,000万人近くが支援を必要としてきました。しかし、2025年の人道支援は資金不足に陥っており、これまでに受け取った資金はわずか5,600万米ドルにすぎず、必要とする11億米ドルのわずか5%に過ぎません。
OCHAがコーディネートしているミャンマー人道基金は、それを必要とするコミュニティを支援し、国連機関とNGOが緊急支援を人々に届けるための最も迅速かつ効果的な手段の一つです。OCHAが運営するUN Crisis Reliefに寄せられた寄付は、直接このャンマー人道基金に送られます。
(翻訳:大久保智子・ヒューライツ大阪インターン)
https://www.unocha.org/news/todays-top-news-myanmar-occupied-palestinian-territory-sudan-democratic-republic-congo-ukraine
Millions in Myanmar affected by earthquake (Office for the Coordination of Humanitarian Affairs, 1 April 2025)
(2025年04月03日 掲載)