特集 台湾の人権とエンパワメントに出会う旅・報告
2016年9月4日から8日の日程で、ヒューライツ大阪が企画をして、台湾スタディツアーを実施した。
台湾の社会は80年代の民主化運動を経て、人権の実現に向け大きな変化を遂げており、かつての人権運動の闘士たちが政治の中心で活躍している。今回のスタディツアーは、台北にある国家人権博物館や女性人権NGOの訪問、台湾大学でのジェンダー平等の現状を探るワークショップの共同開催(台湾大学婦女研究室・大阪府立大学女性学研究センター・ヒューライツ大阪など)、人権都市を宣言した高雄市視察など盛りだくさんの企画となった。
スタディツアー参加者はヒューライツ大阪のスタッフを含め19名であった。研究者、NGO関係者、学生、教員、企業など多様な背景を持つ人たちが参加したが、報告執筆を参加者の中からお願いした。人権を通じた台湾の人びととの出会いは私たちをエンパワーし、日本社会をふりかえる機会になった。