ヒューライツ大阪は
国際人権情報の
交流ハブをめざします
国際人権ひろば No.66(2006年03月発行号)
ヒューライツ大阪からのお知らせ
■台湾の東呉大学の人権研究センターの黄默さんを囲んでセミナー
台湾の東呉大学教授で同大学内に設置されている張佛泉人権研究センター所長の黄默(Mab Huang)さんが2月7日、ヒューライツ大阪を訪問し、人権教育に関して情報や意見交換をしました。
訪問の機会を利用して、ヒューライツ大阪はRINK(すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク)と協力し、黄さんを講師に「台湾の外国人労働者の人権をめぐる課題」をテーマに公開セミナーを開催しました。外国人労働者問題は1990年代前後に、工場や建設現場、および家事・介護の分野で受入れを開始して以来、台湾における新しい人権課題となってきたこと、2005年8月に高雄市で起きたタイ人労働者による争議のケースを通して、彼ら/彼女らの人権が保障されていない実態とNGOによる取り組みなどの報告がありました。
■ライブラリーコーナーからのお知らせ
ヒューライツ大阪は、アジア・太平洋や国連資料を中心に人権に関する資料を収集し公開しています。開館時間内ならどなたでも資料を閲覧できます。貸出は会員が対象です。詳しい利用案内はhttps://www.hurights.or.jp/lib/guidance.html を参照。国際会議資料の一例として毎年開催されるAPF(アジア・太平洋国内人権機関フォーラム)関係の配布資料(英語)があります(会議の概要や最終結論はヒューライツ大阪ホームページの
データベースを参照してください)。
韓国、台湾、フィリピン、インド、パキスタン、バングラデシュをはじめとするアジア各国やユネスコ、国連の人権教育の教案や教材、各国の国内人権機関の資料(主に英語)があります。また日本語では、アジアでの国際協力や人権問題をテーマにしたNGOのニュースレターも所蔵しています。所蔵図書の検索、新着資料の案内も上のホームページからアクセスできます。