2014年3月13日、「CSRとCSVに関する原則」が公表されました。このページでは、その背景と経緯を紹介しています。「CSRとCSVに関する原則」(PDF)をダウンロードしていただくこともできます。
200年代前半にCSV(Creating Shared Value 共有価値の創造)の考え方が日本で紹介されてから、「CSRからCSVへ」、「CSR はもう古い、これからはCSVだ」といった論調が見られるようになっていきました。CSVそれ自体というよりも、そうした日本でのとり上げられ方と、本来のCSR(企業の社会的責任)への影響に懸念をいだいた企業、NPO/NGO、消費者団体、シンクタンクなど諸セクターの有志により、研究会として「CSRとCSVを考える会」が2013年夏から4回にわたって開催され、議論が積み重ねられました。そのアウトプットとして、ISO26000や国連ビジネスと人権に関する指導原則の観点から一定の基準となる考え方がまとめられたものが「CSRとCSVに関する原則」です。一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)と一般財団法人CSOネットワークは、「CSRとCSVを考える会」での議論で事務局的な役割を担いました。