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「ビジネスと人権」ガイドブック発刊セミナーを開催しました(6/3)

 2022年6月3日、「ビジネスと人権」ガイドブック発刊セミナーをオンラインで開催しました。「『人を大切に』をビジネスと人権の羅針盤に」をテーマとしたこのセミナーでは、ヒューライツ大阪が3月に発刊した『人を大切にー「ビジネスと人権」ガイドブック』を紹介するとともに、企業で課題となっている人権の社内浸透について議論する内容でした。企業関係者やNGO関係者など51名の参加がありました。
 「第1部:新しい「ビジネスと人権」ガイドブックはどんな内容?」では、ヒューライツ大阪の松岡秀紀特任研究員からガイドブックの概要を紹介したあと、ILO駐日事務所プログラム・オフィサーの田中竜介さんが「働く現場は日本と世界に広がっている」、大阪経済法科大学教授の菅原絵美さんが「今こそ指導原則に立ち返って考える」と題してそれぞれ講演しました。
 「第2部:いま企業の人権尊重はどうなっている?」では、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン事務局次長の氏家啓一さんが「企業にとっての『ビジネスと人権:これからの10年』」、大阪ガス株式会社人事部人権啓発センター所長の冨田寛司さんが「『人を大切に』を活用して」と題して講演したあと、下図のように、①社内浸透の方法、②経営層の理解、③人権の理解という論点に沿って「人権を社内に浸透させるには」というテーマでパネルディスカッションを行いました。
 最後に、ヒューライツ大阪会長の白石理が「日本企業と日本社会に人権はなぜ難しいのか」と題したメッセージで締めくくりました。

【アンケートから】

  • 「とても新しい課題で難しい内容でしたが、わかりやすい説明ありがとうございました。」
  • 「限られた時間の中で、すべての登壇者の方が中身の濃い&わかりやすい説明をしていただけて、また人権への理解が進みました。ありがとうございました。」
  • 「まだ、人権を取り組み始めたばかりで、大変勉強になりました。」
  • 「サプライチェーン全体における人権問題に取り組むことの必要性、人権リスクの捉え方、社内浸透への工夫等が整理できました。」
  • 「ビジネスと人権は当社にとっては取り組むにはまだ早い状況ですが、担当として少しずつ情報を得ていく必要はあるので受講してよかったと感じています。」
  • 「内容の構成、講師ともによくできたプログラムで、なるほどということや気づき、学びが多く、今後のアイデアにつながるものともなりました。」
  • 「パネルディスカッションに少し工夫があると良かったと思います。社内浸透も重要なテーマではありますが、みなさんおっしゃってたように、基本的な人権理解の問題こそが大切だったように思いますし、冊子もそこを重要ポイントにしていたと思います。」
  • 「今後も本質を見据えた取組みを期待しております。」


※ 『人を大切に』ー「ビジネスと人権」ガイドブック』についてはこちらをご覧ください。

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