2023年12月3日に「じんけんシネマ」をクレオ大阪中央(大阪市立男女共同参画センター中央館)との共催で開催しました。当日は、多くの参加者の方と一緒に映画を楽しみつつ、人権について考える時間を持つことができました。
今回は、今よりも女性が社会の中で認められ自立することが難しい時代、世界中で大ブームとなった絵画「ビッグ・アイズ」シリーズの本当の作者をめぐり、真実を公表して闘うことを決意する主人公マーガレットの姿を描いた『ビッグ・アイズ』(2014年/アメリカ)と、60年ぶりに映画化された島崎藤村の不朽の名作『破戒』(2022年/日本)の2作品を上映しました。
上映後、参加者から寄せられた感想の一部を紹介します。『ビッグ・アイズ』については、「まさかこの時代(1960年代)のアメリカでこんな女性差別がおこっていたとは思ってもいなかった」、「ずっと見たいと思っていた映画だったので楽しかったし、人権をこの場で考えられてよかった」。
また、『破戒』では上映中にすすり泣く声が聞こえる場面もあり、「教職を目指す自分にとって、いろんなことを考えるきっかけになった」、「部落差別は無くなったと言われているが、ほんとうにそうなのか」などの感想が寄せられました。