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「じんけんシネマ2024」(12/14) を開催しました。

 2024年12月14日(土)に「じんけんシネマ2024」をクレオ大阪中央(大阪市立男女共同参画センター中央館)との共催で開催しました。

 今回は、家族と一緒に故郷を離れ、日本で育ったクルド人のサーリャとその家族の日常をとして日本の社会問題の一つである難民問題を描いた「マイスモールランド」(2022年/日本・フランス合作)と、英国のサッチャー政権時に炭坑閉鎖案に抗議した炭鉱労働者組合員とその家族を支援したいと立ち上がったゲイとレズビアンたちが、互いの立場や周囲の偏見による差別などを乗り越え、社会を動かすに至った強い連帯を築き上げるまでを描いた「パレードへようこそ」(2014年/イギリス)の2作を上映しました。

 参加者は、「マイスモールランド」が70名、「パレードへようこそ」は57名でした。

 上映後、参加者から寄せられた感想の一部を紹介します。
 『マイスモールランド』を見て、「海外だけでなく、日本の中でもこんな人権侵害が平気でおこなわれているのだと思うと怖くなります」、「クルド人の問題に限らず、世界中で紛争が起こっているのに、日本にいると身近に感じることがない生活が当たり前になっていることに気付いた」、「正しい情報を知り、見極めることが大事だと思った」。
 また、『パレードへようこそ』では「偏見を持つ人と持たない人の違いは何だろうと考えさせられました」、「『ゲイに会ったのは初めてだ』、『今まで会っていたかもしれませんよ』というセリフが印象に残った」、「誰もが自分らしく自分の人生を生きる権利を持ち続けることが大切だと思った」などに加え、午前、午後ともに参加した方からは、「午前の映画(マイスモールランド)と共通しているのは『自分の居場所』が人間にとって大事ということ。それをどう手にいれるかが問題だ」という感想が寄せられました。