9月1-2日、ヒューライツ大阪は、中国、香港、台湾、韓国、モンゴルと日本から大学、NGO、国内人権機関で人権教育に携わったり、学校において人権教育を教えている人権教育の専門家を招いて、会議を開催しました。
専門家会議全体会議
この会議は、2008年3月、東北アジア各国・地域の人権教育関係の専門家会議を開催し、東北アジアの人権教育の課題などについて議論したことに始まり、2010年には、“The State of Human Rights Education in Northeast Asian School Systems: Obstacles, Challenges, Opportunities”(東北アジアの学校制度における人権教育の状況:障害、課題、機会)を出版しています。
グループに分かれて議論
続いて、人権教育や研修に活用できるこの地域の状況を踏まえた資料集の制作の作業を2011年より開始し、この9月の会議では、集められた資料についてさらに議論を重ねました。
また、会議を終えた3日には、参加者は、日本で人権に関する教育がどのように行われているのかの実例として、子どもに対する暴力防止のプログラムをワークショップなども交えて行っているCAPセンター・JAPANの紹介を聞きました。
さらに、大阪府立八尾北高校を訪問して、生徒の出身国や他の国の言語や文化を学ぶ多文化共生部の中国の踊りの練習風景を見せてもらい、多文化共生や人権教育に関する取り組みについて担当の先生に聞きました。
本河校長先生による説明
多文化共生部(OASIS)の男子生徒の練習風景
多文化共生部(OASIS)の女子生徒の練習風景
人権教育の取り組みの説明を受ける