台風14号と15号に挟まれたての出発となった、木浦(モッポ)とソウルを訪ねるスタディツアーは、19名の参加者とともに様々な学びとつながりを得て無事実施しました。とびきりの人情と食文化、木浦の歴史にもふれてきました。
↑ 全南女性プラザでの記念写真 ↑ 全南女性プラザ全景(2009年開館)
2011年度に続き、ヒューライツ大阪と(一財)大阪府男女共同参画推進財団が共催して、大阪府立大学女性学研究センターの協力によって実施しましたが、前半(8月30日、31日)は、韓国の西南部の全羅南道(チョルラナムド)にある全南女性プラザの研修施設に宿泊・交流をし、木浦では、ネットワーク組織である「木浦女性連帯」の歓迎を受けました。「木浦女性の電話」のチェ・ユラン会長には今回の企画に力を尽くしていただき、木浦訪問の橋渡しをしたパク・インヘ仁川女性の電話理事もかけつけてくださいました。。
↑ 木浦女性連帯のメンバーとの熱い交流会 ↑ 旧日本領事館
ソウルでは、 9月1日に聖公会大学のキャンパスを訪れ、大阪府立女性学研究センターと聖公会大学院実践女性学コースの共催によるワークショップ「韓国と日本における性暴力・ハラスメント問題をさぐる」に参加し、韓国側と日本側双方の報告に学びました。また、ソウルの九老(クロ)で社会的企業として高齢者のケア事業を展開している「ナヌム・トルボム・センター」を訪問しました。
日本側の参加者は、性暴力・性差別にとりくむ市民団体のメンバー、研究者、女性センター職員、学生、労働組合メンバーなど多様な経験と背景をもつ人たちが参加しました。フライトが3時間遅れになったのに続き、木浦では台風警報の中を私たちのために受入準備をしていただいたことに深く感謝します。
詳しい報告は、日本語ニュースレター『国際人権ひろば』106号(2012年11月号)で紹介します。また、参加者からの感想を寄稿いただき、ウエブにアップします。
木浦名物、太刀魚の煮つけ定食 聖公会大学院でのワークショップ
”マシ イッソヨ~(おいしい)!”
9月1日に開催した<韓国聖公会大学院における共同ワークショップ>プログラム
全体テーマ:「韓国と日本における性暴力・ハラスメント問題をさぐる」
報告1「スポーツ環境における女性に対するセクシュアル・ハラスメント」
熊安貴美江(大阪府立大学女性学研究センター)
報告2「増加するケアでの働く場、隠ぺいされるセクハラ」
キムヤン・チヨン(梨花女子大女性学博士課程)
報告3 「検察捜査過程に性暴力被害者の2次性暴力の経験」
カン・キョンファ (聖公会NGO大学院実践女性学コース)
報告4「性暴力禁止法をつくろうネットワークの活動」
周藤由美子(ウィメンズカウンセリング京都 フェミニストカウンセラー)
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