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「大人の遠足」第2回 「人生やり直しを応援しよう『矯正展』と刑を終えた人たちへの支援現場を知る」に行ってきました。

 119日、大阪刑務所で開催された関西矯正展の初日に合わせ、「大人の遠足」第2回「人生やり直しを応援しよう『矯正展』と刑を終えた人たちへの支援現場を知る」を実施しました。各地の刑務所内作業製品の展示即売会・刑務所内(作業工場や入浴施設など)の見学や大阪府地域生活定着支援センターの活動を通して、支援の現場の話を聞きました。

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 道案内の阿部寛さんは、犯罪とは何か、刑罰とは何か、そして近代国家の刑罰はなぜ自由刑=監獄(刑務所)なのか?という根源的な問いかけをし、大阪刑務所の現状や犯罪白書からのデータを紹介しつつ刑を終えた人たちへの支援を考えるための橋渡し的な話をしました。

 大阪刑務所は、東京の府中刑務所についで全国2番目の規模で、成人男性が収容されていて、また外国人男性の収容が多い刑務所であるという説明がありました。私たちは、裁判の過程での人権課題については議論するが、刑務所で、たとえばどの程度までどの人権を制限していいのかという議論がこれまであまりされてこなかったという指摘もありました。

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 次に大阪府地域生活定着支援センターを運営している「一般社団法人よりそいネットおおさか」の北場好信さんが、2010年7月に開設された定着支援センターの活動の目的や支援の現場の課題について話をしました。具体的な事例の紹介を通じて、周辺の偏見や知識の不足、本人の思いと支援のミスマッチ、制度の縦割りや制度から落ちてしまうケース、特に、高齢者や障がい者の中で犯罪を繰り返してしまう人たちへのあるべき支援について熱く語りました。

北場さん.jpg

 

 

 

 定着支援センターの活動ははじまったばかりでどういう支援が本当に必要とされているのか、手探りで日々奮闘しており、まずは市民のこの活動への理解とサポートを求めているという話でした。

次回、「大人の遠足」第3回は、12月7日(土)、『多文化共生のまちづくり』―神戸・たかとり発の思いとアクションは拡がるです。