ヒューライツ大阪では、設立20周年記念事業の一つとして11月22日(土)から28日(金)に、ジャーナリストの中村一成さんと第七藝術劇場の協力を得て、国内外の人権をテーマにした映画の連続上映会とトークショーを行いました。1週間、劇場を借りての映画上映会を行うのは、20年の活動の中でも初めてのことでした。映画を通じての「問い」は、観客のみなさまが受けとめていただき、人権について考えるまた一つのきっかけになったことと思います。もっと広報ができればよかったなど次への課題が残りましたが、映画の持つ表現の力を再確認しました。上映した作品とトークショーのゲストは次のとおりです。
22日のゲスト、東琢磨さん(音楽評論家) | 23日のゲスト、村井敏那さん(法学者/刑事法) |
22日 | パレスチナ人のラッパーを主人公にしたドキュメンタリー映画『自由と壁とヒップポップ』(2008年/パレスチナ=アメリカ 86分) |
23日 |
山口県で起きた死刑冤罪ケース「八海事件」をモデルにした『真昼の暗黒』(1956年/日本/125分) ゲスト: 村井敏那さん(法学者/刑事法) |
24日 | 移民を搾取することで生き延びようとするシングルマザーを主人公にした『この自由な世界で』(2007/イギリス/96分) |
25日 | グァテマラの貧困地域でサッカーチームを結成した娼婦たちを主人公にした『線路と娼婦とサッカーボール』(2006/スペイン/90分) |
26日 | 「脱北者」の青年を主人公に、彼を待ち受けた韓国社会を語る『ムサン日記 白い犬』(2010/韓国/127分) |
27日 | 『真昼の暗黒』の2回目の上映 |
28日 | 『自由と壁とヒップポップ』の2回目の上映 |
24日のゲスト、水野阿修羅さん (寄せ場学会運営委員) |
と28日のゲスト、 岡真理さん (文学者/現代アラブ文学) |