6月9日(金)午後1時30分から、「人権研修グレードアップセミナー~国際人権基準で深め、eラーニングで工夫する~」を九州CSR協会との共催により福岡で開催しました。企業関係者など21名の参加がありました。
企業の中でさまざまに行われている人権研修を、「国際基準の人権」と「eラーニング」でさらに効果的なものにしよう、という趣旨で開催しました。
近藤真弁護士の「研修担当者が知っておくべき国際基準の人権」では、企業がなぜ人権に取り組む必要があるのかという根本的な問いには、最後は各人が自分の頭で考えなければならないとして、その際の一つの重要な視点として国際基準の人権が取り上げられ、国連人権理事会や人権関係諸条約の仕組みについて基本的な内容の紹介と解説がなされました。
白石理・ヒューライツ大阪会長の「人権研修のあり方とeラーニングの活用」では、企業内のこれまでの企業研修を振り返って課題を整理し、これからの人権研修は企業価値を高めるものでなければならず、そのためには、ビジネスと人権に関する指導原則などにも基づきながら、人権研修が効果的なものである必要があること、その一つのツールとしてeラーニングがあること、が語られました。
松岡秀紀・ヒューライツ大阪特任研究員の「〔ビジネスと人権〕eラーニング教材の紹介」では、ヒューライツ大阪がアムネスティ日本と共同制作したeラーニング教材「人を大切に eラーニング エッセンシャル版」について、その経過、背景、ねらいや製品構成などの説明のあと、実際にコンテンツ全編を映して紹介されました。
【アンケートから】
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