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ヒューライツ大阪は
国際人権情報の
交流ハブをめざします

資料コーナー新着図書のご案内

ヒューライツ大阪は、人権に関する図書資料を収集し、資料コーナーを設けています。ヒューライツ大阪のサイトで所蔵図書の検索ができ、どなたでも閲覧できます。貸出サービスはヒューライツ大阪会員の方が利用できます(遠方の方は、郵送による貸出・返却が可能です)。

<最近の新着図書からピックアップ>

『LGBTを読み解く-クィアスタディーズ入門』(2017年)森山至貴、ちくま新書。

 テレビをつければ毎日のように出会う「オネエ」タレントたち。一見、広く社会に受け入れられているかのような「LGBT」の現実は?? 著者は、性的少数者への差別を解消するには、「良心」や「同情」ではなく、「知識」をもち、自称「いい人」から脱皮することが大切だとする。その知識を得られる一冊。丁寧な読書案内もついている。

『新 同性愛って何?』(2017年)伊藤悟ほか、緑風出版。

 2003年に出版された旧版が最新情報を踏まえ全面的に書き改められた。本書によれば、同性愛者の割合は人口の3~5%。クラスに1人はいることになる。出会っていないとすれば、出会い損ねていたということだろう。1問4ページのQ&A方式なので、開いたページからすぐに読める。巻末には当事者支援のために活動する全国の団体リストが掲載されている

『在日コリアンの歴史を歩く-未来世代のためのガイドブック』(2017年)在日コリアン青年連合(KEY)編、彩流社。

 朝鮮半島にルーツをもつ人たちの歴史と今が多面的に浮かび上がってくる貴重な一冊。西日本各地の歴史、1世や2世のライフヒストリー、そして写真からたどる家族の歴史。企画したのは在日コリアンの若い世代。彼/彼女らのアイデンティティへの思いが伝わってくる。巻末には丁寧なキーワード解説と年表があり、より包括的な理解を促してくれる。