中国に関するドキュメンタリー映画「709の人たち」の上映会&トーク開催(12月7日)に協力しました
NPO法人ヒューマンライツ・ナウ、および神戸大学現代中国研究拠点プロジェクトは12月7日に大阪市内で中国の人権状況に関するドキュメンタリー映画「709の人たち」の上映会&トークを開催しました。ヒューライツ大阪は、アムネスティ・インターナショナル日本とともに開催に協力しました。約120人が参加しました。
映画は、中国政府によって拘束された人権派弁護士とその家族たちのインタビューや暮らしぶりを描いたドキュメンタリー作品です。
2015 年7 月9 日以降、中国では約320 人の人権派弁護士や人権活動家が政府によって一斉に拘束や事情聴取が行われるという「709事件」が起きました。なかには有罪判決を受けたり、2017年12月現在でも行方がわからない人もいます。事件の背景として、中国の民主化を警戒し、一党独裁体制の崩壊を恐れる習近平政権が法律のエキスパートである弁護士たちに制裁を加えたとの指摘があります。
上映後、「709の人たち」を製作した香港在住の盧敬華監督、中国に関するドキュメンタリー映画を製作している池谷薫監督、中国情勢に詳しい阿古智子東京大学准教授らが撮影の際のエピソードや、中国の人権状況に関してトークを行いました。