ヒューライツ大阪は10月5日、大阪府立大学教育福祉研究センターとの共催で、「LGBTQ+」(性的マイノリティの総称で、「LGBT」とも総称される)の歴史について学ぶセミナー「Resistance History ! ― LGBTQ+の歩みの歴史」を開催しました。トランスジェンダー活動家である畑野とまとさんが語り手として報告し、ヒューライツ大阪スタッフの金ハリムと大阪府立大学教員の東優子さんが聞き手として質問をなげかけました。
畑野さんは、LGBTQ+とは、という基礎的な情報から、紀元前から現代にいたるまで世界のLGBTQ+が差別と偏見に対して闘う中での進歩やバックラッシュなど様々な出来事を紹介しました。また、日本国内で議論となっている雑誌『新潮45』の記事に関する考えを述べました。
参加者は、関係者を含めて59人でした。セミナーは、情報量が多く、駆け足で進行しました。多くの参加者からアンケートへの協力をいただきました。「今まで知らなかったLGBTQ+の歴史の流れについてはじめて学ぶことができた」や「多様な性愛・性自認がこんなに昔からすでにあったことを知った」など、歴史について知識を得ることができたという回答が多くありました。また今後のセミナーで、続編として世界における法制度の現状や日本におけるLGBTQ+の歴史などに関する企画を希望するコメントがありました。
ヒューライツ大阪は12月12日に、性の多様性をテーマとしたイベント「第3回じんけんカタリバ「虹色はグラデーション~性の多様性ってなんだろう?」を開催します!
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