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ヒューライツ大阪は
国際人権情報の
交流ハブをめざします

新着図書の紹介

 ヒューライツ大阪では、国際人権基準や人権教育に関する資料、重点テーマに関する日本を中心にアジア・太平洋地域の人権情報の資料を収集しています。ヒューライツ大阪に所蔵している図書はどなたでも閲覧可能です。
会員を対象に貸出サービスも行っております。

新着図書よりおすすめを一部紹介します。

〇『〈寝た子〉なんているの?ー見えづらい部落差別と私の日常』(上川多実 著 / 里山社,2024.2
―関西の被差別部落出身で解放運動をする両親のもと、東京の部落ではない町で生まれ育った著者。家では両親から「差別に負けるな」と言われ、外では「部落なんて知らない」と言う友人たちに囲まれ、混乱しながら自分なりの部落差別との向き合い方を探り大人になる。やがて2児のシングルマザーとなった著者は子どもに、ママ友に部落をどう伝える!?

〇『トランスジェンダーQAー素朴な疑問が浮かんだら』(高井ゆと里, 周司あきら 著 / 青弓社, 2024.5
―「性別を生きる」って、どういうこと? トランスジェンダーについての基礎的な情報、性別分けスペースのこと、「トランス差別はいけないけれど気になる」疑問など、大きなクエスチョン21個、そこから派生するクエスチョン65個の問いと答えをまとめる。

〇『インターセクショナリティの批判的社会理論』(パトリシア・ヒル・コリンズ 著 、湯川やよい[ほか]/ 勁草書房,2024.6
―現代の社会的不平等を分析するうえで、人種、階級、ジェンダーなどへの交差的視座は欠かせない。だが批判的社会理論としてのインターセクショナリティはいまだ形成途上にある。フランクフルト学派からブラックフェミニズム思想まで様々な理論的伝統との対話を通して、その内容・認知構造、中核となる概念や指針を明らかにする必読書。

〇『「社会モデルで考える」ためのレッスンー障害者差別解消法と合理的配慮の理解と活用のために』 (松波めぐみ 著 / 生活書院,2024.7
―「合理的配慮」を理解するには、多数派中心の社会がつくっているバリアに気づくことから。 多種多様な人たちが力づけられ平等に生きられる社会へと変えていくための、大事な見方・考え方がこの一冊に!

〇『ホームレスでいることー見えるものと見えないもののあいだ』(いちむらみさこ 著 / 創元社,2024.8
―著者は公園のテントに20年以上暮らし、ほかのホームレスたちと共に生きる場をつくりながら、ジェントリフィケーションやフェミニズム、貧困などをめぐる活動をしてきた。公園や路上での生活や、ほかのホームレス女性たちとの営み、街の再開発とホームレスの追い出しなどを伝え、現代社会の風景の中の「見えているのに見えないことにされているもの」「隠されているもの」「消されたもの」について、読者に語りかける。

〇『私たち一人ひとりのための国際人権法入門』(申ヘボン 著 / 影書房,2024.9
―日本で実際に起きた事件や人権問題をケーススタディで取り上げ、生き難さや理不尽さの要因を国際人権法の視点から考察する入門書。前著『友だちを助けるための国際人権法入門』につづく、〝国際人権法を実践的に使いこなす〟ためのガイドブック第2弾!

〇『みんなで考えよう! 体罰のこと』(神原文子 [ほか] 編著 / 創元社,2024.9
―体罰はなぜ起こるのか、どのような社会構造や環境で発生するのか、なぜ許されないのか、どうすればなくせるのか。教育、スポーツ、子育ての分野で体罰を考えてきた専門家がさまざまな視点からアプローチする。

〇『「帰れ」ではなく「ともに」ー川崎「祖国へ帰れは差別」裁判とわたしたち』(石橋学,板垣竜太,神原元,崔江以子,師岡康子 著 / 大月書店,2024.10
―ヘイトスピーチ裁判の画期をなす「祖国へ帰れ」は差別で違法との判決。泣き寝入りしない当事者の闘い、「多文化共生のまち」川崎での住民運動の成果である。判決の意義を明らかにし、共生社会実現のための新たな法制度を問う。

所蔵図書の検索はこちら、
https://www.hurights.or.jp/opac/search.php