■移住女性の人権を考えた韓国スタディツアー
ヒューライツ大阪は、2008年8月19日(水)から8月24日(日)にかけて、「韓国における移住女性の人権と多文化共生の現状とNGOの取り組みを学ぶ」をテーマにスタディツアーを実施しました。2007年8月に同様のテーマでスタディツアーを企画しましたが、そのときはソウルの政府機関や施設、 NGOが主な訪問先であったのに対し、今回は近郊都市である安山(アンサン)市の外国人集住コミュニティを訪ねて移住者・移住労働者に対する自治体施策や NGOによる支援活動の概要を知るとともに、全羅南道(チョルラナムド)と全羅北道(チョルラプクト)を訪ね、近年急増している農村への国際結婚による移 住女性やその子どもたちを支援しているNGOの全国ネットワーク「韓国女性の電話(女性ホットライン)連合」の支部を訪問してきました。
また、ツアーのプログラムの一環として、ソウルの梨花(イファ)女子大学アジア女性学センターが主催した国際シンポジウム「移住の時代におけるアジアの 女性と家族の変容」(協力:ヒューライツ大阪、大阪府立大学女性学研究センター)に参加しました。
ツアーには教員、研究者、NGO、自治体職員、国際交流協会職員など16名が参加し、各訪問先で活発な交流が行われました。
このページでは、参加者による報告や感想文を通してその内容をお知らせします。また、ツアーの期間中の8月22日、梨花女子大学にて、前日行われた国際 シンポジウムのパネリストに日韓のNGO関係者などを加えて、「アジア諸国におけるジェンダーと移住」というテーマで専門家ワークショップが開催されまし た。そこでの5人の発題者のうち2人の報告を紹介します。
梨花女子大学でのシンポジウムのパネリストと一緒に
もくじ
<ツアーのプログラムと詳細>
<参加者の報告>
移住女性の人権と多文化共生を考えた韓国スタディツアー